Git コース
4
4 STEP 4 / 4

チーム開発の基本(ブランチ)

⏱ 約25分 やってみよう 1 クイズ 1

🎯 このレッスンで学ぶこと

  • ブランチの役割と使い方がわかります。
  • git checkout -b でブランチを作って切り替えることができます。
  • git merge で変更を統合できます。
  • Pull Request(プルリクエスト)の流れを理解できます。
📖 前回の復習:前回はGitHubにリポジトリを作り、git push でコードを公開する方法を学びました。今回はチーム開発で使う「ブランチ」を学びます!
💡 このレッスンのポイント: ブランチは Git の中で最も重要な機能の一つです。ここをしっかり理解すると、チーム開発がスムーズになります。

🌿 ブランチとは?

ブランチ(branch)は、メインのコードに影響を与えずに新しい機能を開発するための仕組みです。「枝分かれ」という意味です。

たとえば、Webサイトに新しいページを追加したいとき。直接メインのコードを変更すると、途中でバグが入ったときにサイト全体が壊れてしまいます。ブランチを使えば、安全に実験できます。失敗してもブランチを削除すれば元通りです。

実際の開発現場では、ほぼ全てのチームがブランチを使っています。1人で開発する場合でも、ブランチを使うと「試しに作ってみて、ダメなら捨てる」ができるので便利です。

ノートの例えで考えてみましょう:

  • main ブランチ = 清書ノート(完成版)
  • feature ブランチ = 下書きノート(実験用)
  • マージ = 下書きの内容を清書ノートに書き写す

🔀 ブランチを作って切り替える

現在のブランチを確認:

git branch

* main と表示されれば、今は main ブランチにいます。

$ git branch
* main

新しいブランチを作って切り替える:

git checkout -b feature-about

-b は「新しいブランチを作る」オプションです。これで feature-about ブランチに切り替わりました。

$ git checkout -b feature-about
Switched to a new branch 'feature-about'

ブランチを切り替えるだけ(既存のブランチに移動):

git checkout main
💡 ブランチの一覧を確認:
git branch で全ブランチを表示できます。* がついているのが今いるブランチです。

✏️ ブランチで作業する

feature-about ブランチで作業してみましょう。

echo "<h2>About</h2><p>このサイトについて</p>" > about.html
git add about.html
git commit -m "aboutページを追加"

この変更は feature-about ブランチにだけ記録されます。main ブランチには影響しません。試しに main に切り替えると、about.html は見えなくなります。

確認してみましょう:

git checkout main
ls  # about.html がない!
git checkout feature-about
ls  # about.html がある!

出力例:

$ git checkout main
Switched to branch 'main'
$ ls
index.html

$ git checkout feature-about
Switched to branch 'feature-about'
$ ls
about.html  index.html

🔄 変更をマージする

ブランチでの作業が完了したら、main ブランチに統合(マージ)します。

git checkout main
git merge feature-about

マージが成功すると、feature-about で追加した about.htmlmain にも反映されます。

$ git merge feature-about
Updating a1b2c3d..d4e5f6a
Fast-forward
 about.html | 1 +
 1 file changed, 1 insertion(+)
 create mode 100644 about.html
⚠️ コンフリクト(衝突)が起きたら:同じファイルの同じ行を別々のブランチで変更すると、Gitはどちらを採用すべきかわかりません。ファイルを開いて手動で修正し、git addgit commit してください。次のレッスンで詳しく学びます。

📋 Pull Request(プルリクエスト)

チームで開発するときは、直接マージするのではなく Pull Request(プルリクエスト、略してPR) を使います。

  1. ブランチで作業してコミット
  2. git push origin feature-about でGitHubに送信
  3. GitHubの画面で「Pull Request」を作成(タイトルと説明を書く)
  4. チームメンバーがコードをレビュー(確認)
  5. 問題なければ「Merge」ボタンでマージ
git push origin feature-about

Pull Requestを使うと、コードの品質を保ちながらチーム開発ができます。

出力例:

$ git push origin feature-about
...
To https://github.com/ユーザー名/my-project.git
 * [new branch]      feature-about -> feature-about
💡 PR のメリット:
・コードの間違いを他の人が見つけてくれる
・「なぜこの変更をしたか」の記録が残る
・チーム全員がコードの変更を把握できる

💻 やってみよう!

  1. git checkout -b feature-style で新しいブランチを作ろう
    $ git checkout -b feature-style
    Switched to a new branch 'feature-style'
  2. style.css を作成して git addgit commit しよう
    echo "body { color: #333; }" > style.css
    git add style.css
    git commit -m "スタイルシートを追加"
  3. git checkout main で main に戻り、style.css がないことを確認しよう
    $ git checkout main
    $ ls
    about.html  index.html
  4. git merge feature-style でマージし、style.css が追加されたことを確認しよう
    $ git merge feature-style
    $ ls
    about.html  index.html  style.css

⚠️ よくあるミス

  • main にいるつもりで別ブランチだった — マージ前に git branch で現在のブランチを確認しましょう。* がついているのが今いるブランチです。
  • マージ先を間違える — 「main に feature を取り込む」なら、まず git checkout main してから git merge feature-xxx です。逆にすると main の内容が feature に入ります。
  • ブランチ名にスペースを入れるgit checkout -b my branch はエラーになります。ハイフンで繋げて my-branch としましょう。
🚀 次のレッスンの予告:
次回はブランチの命名規則(feature/, fix/)や git switch コマンドなど、もっと実践的なブランチ運用を学びます!

📝 まとめ

  • ✅ ブランチでメインに影響を与えずに作業できる
  • git checkout -b ブランチ名 で作成と切り替え
  • git merge で変更を統合
  • ✅ Pull Requestでチームレビューしてからマージ
  • ✅ コンフリクトが起きたら手動で修正

✅ このレッスンが終わったら

ドリルで知識を確認してから次に進むと、理解が定着しやすいよ!

次のレッスン: ブランチ運用の実践 → 📝 このレッスンの問題を解く →

このレッスンは役に立ちましたか?

目次

    📖 このレッスンの用語

    ⚠️ よくあるエラー

    🏋️ 練習問題

    このレッスンの練習問題に挑戦(Q26〜Q50)→

    📋 チートシート

    チートシートを見る →

    🎉 Git コース完了おめでとう!

    次のステップに進みましょう。

    実践チャレンジに挑戦 → 実践チャレンジに挑戦 →