情報Ⅰ共通テスト「表計算・関数」対策【頻出パターンまとめ】

情報Ⅰ共通テストの表計算問題を解説。SUM、AVERAGE、IF、VLOOKUP等の関数、セル参照、練習問題つき。

2026年5月12日

表計算・関数問題を攻略しよう

共通テストのデータ活用分野で、表計算の関数やセル参照の問題が出ます。ExcelやGoogleスプレッドシートを使ったことがあれば有利ですが、なくても解けます。

出題パターンは決まっていて、「関数の意味を知っているか」「セル参照のルールを理解しているか」「表からデータを正しく読み取れるか」の3つが問われます。この記事では、頻出関数・セル参照・表の読み取り問題を、実際に手を動かして解ける形でまとめました。

情報Ⅰのデータ活用・グラフ読み取りと合わせて対策すると効果的です。

テストに出る関数

まずは頻出関数を一覧で押さえましょう。SUMやAVERAGEのような基本の集計関数に加えて、共通テストでは「条件付きで集計する」COUNTIF(カウントイフ)・SUMIF(サムイフ)もよく出ます。

関数意味
SUM合計=SUM(A1:A5) → A1〜A5の合計
AVERAGE平均=AVERAGE(A1:A5) → A1〜A5の平均
MAX / MIN最大値 / 最小値=MAX(A1:A5)
COUNT数値の個数=COUNT(A1:A5)
ROUND指定した桁数で四捨五入=ROUND(AVERAGE(A1:A5),1) → 平均を小数第1位に丸める
IF条件分岐=IF(A1>=80,"合格","不合格")
COUNTIF条件に合うセルの個数を数える=COUNTIF(B2:B6,">=80") → 80以上のセルの個数
SUMIF条件に合うセルだけを合計する=SUMIF(C2:C6,"男",D2:D6) → C列が「男」の行のD列を合計
VLOOKUP表から検索して対応する値を取り出す=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,FALSE)

COUNTIF・SUMIFの読み方

COUNTIFとSUMIFは「範囲」「条件」の2つ(SUMIFはさらに「合計する範囲」)を指定する関数です。=COUNTIF(B2:B6,">=80") なら「B2〜B6の中で80以上のセルがいくつあるか」を数えます。=SUMIF(C2:C6,"男",D2:D6) なら「C2〜C6が『男』になっている行だけ、D2〜D6を合計する」という意味です。条件を指定するセル範囲(C列)と、実際に合計するセル範囲(D列)が別の列になっている点がポイントです。

VLOOKUPで表引きする

VLOOKUPは、別の表(検索表)を使って値を変換したいときに使います。例えば次のような評価基準表があるとします。

点数(以上)評価
90A
70B
50C
0D

検索方法をTRUE(近似一致)にすると、検索値以下の中で最も近い基準に一致します。得点78の生徒に =VLOOKUP(78,検索表,2,TRUE) を使うと、90はまだ超えていないので1つ下の基準「70以上」に該当し、評価は「B」になります。

グラフ問題とセットで出ることも多く、関数で集計した結果(COUNTIFで求めた人数など)を棒グラフや円グラフで表す設問がよく出題されます。集計と可視化はセットで理解しておきましょう。詳しくはグラフ読み取りの記事で解説しています。

セル参照

参照方式書き方コピー時の動き
相対参照A1コピー先に合わせてずれる
絶対参照$A$1コピーしてもずれない
複合参照$A1 / A$1列or行だけ固定

テストでの出題:「この式を右にコピーしたとき、セル参照はどう変わるか」が頻出。$がついている部分は固定、ついていない部分はずれると覚えましょう。

例えば =A1*$B$1 というセルを右にコピーすると、Aは相対参照なのでB1・C1…とずれますが、$B$1は絶対参照なのでコピー先でも常にB1のままです。「消費税率」や「基準値」のように、表全体で共通して使う値を絶対参照にするのが典型的な使い方です。

表を読み取る問題

共通テストでは、関数の知識だけでなく「表を見て正しく数値を読み取れるか」も問われます。次のような生徒の得点表を例に考えてみましょう。

名前性別得点
2Aさん78
3Bさん92
4Cさん65
5Dさん88
6Eさん71

得点は「得点」列(B2〜B6)、性別は「性別」列(C2〜C6)に入っているとします。この表を使って、次の練習問題を解いてみましょう。

練習問題と解答

問題1:A1〜A5に 50 が入っている。=SUM(A1:A5) の結果は?

解答:150

問題2:=IF(B1>=60,"合格","不合格") でB1=55のとき、結果は?

解答:"不合格"(55は60以上ではない)

問題3:=$A1 を右にコピーすると参照はどうなる?

解答:=$A1のまま。$Aで列が固定されているため、右にコピーしても列はAのまま変わりません(行番号1は相対参照ですが、右方向へのコピーでは行は移動しないため、そもそも行番号は変化しません)。

問題4:上の得点表で、=COUNTIF(B2:B6,">=80") の結果は?

解答:2。80以上の得点はBさん(92)とDさん(88)の2人です。

問題5:上の得点表で、=SUMIF(C2:C6,"男",B2:B6) の結果は?

解答:228。性別が「男」の生徒はBさん(92)・Cさん(65)・Eさん(71)で、92+65+71=228です。

問題6:上の得点表で、=ROUND(AVERAGE(B2:B6),1) の結果は?

解答:78.8。合計は78+92+65+88+71=394、平均は394÷5=78.8で、すでに小数第1位なので四捨五入してもそのまま78.8です。

問題7(表を読み取る問題):合格ラインを75点とすると、上の得点表で合格した人数は何人?

解答:3人。75以上の得点はAさん(78)・Bさん(92)・Dさん(88)の3人です(関数を使うなら =COUNTIF(B2:B6,">=75") でも同じ結果になります)。

問題8(VLOOKUP):先ほどの評価基準表(90以上A、70以上B、50以上C、0以上D)を使って、Eさんの得点71の評価をVLOOKUP(近似一致)で求めると?

解答:B。71は90未満だが70以上なので、基準表の「70以上」の行に一致し、評価はBになります。

情報Ⅰ試験対策まとめで他の分野も確認。共通テスト対策スケジュールで学習計画を。過去問の解き方で実践練習。セキュリティ・暗号化も合わせて対策。

まとめ

  • ✅ SUM/AVERAGE/MAX/MIN/COUNT/ROUND/IF/COUNTIF/SUMIF/VLOOKUPを覚える
  • ✅ COUNTIFは「条件に合う個数」、SUMIFは「条件に合う値の合計」
  • ✅ VLOOKUPの近似一致は「検索値以下で最も近い基準」に一致する
  • ✅ 相対参照(ずれる)と絶対参照($で固定)の違い
  • ✅ 「コピーしたとき参照がどう変わるか」が頻出
  • ✅ 表を読み取る問題は、まず条件に合う行を1つずつ確認してから数える

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情報Ⅰ共通テストの表計算問題を解説。SUM、AVERAGE、IF、VLOOKUP等の関数、セル参照、練習問題つき。

出典: https://start-web-programming.com/blog/joho1-common-test-spreadsheet/