2026年5月6日
導入
VS Codeをインストールしたけど、設定は何も変えていない。そんな人は多いのではないでしょうか?
VS Codeは初期設定のままでも使えます。しかし、少し設定を変えるだけで格段に使いやすくなります。文字が見やすくなったり、保存し忘れがなくなったり、コードが自動で整ったり。
この記事では、中高生のプログラミング学習に最適な初期設定を10個厳選して紹介します。VS Codeのインストールが終わったら、すぐに設定しましょう。5〜10分で完了します。
設定画面の開き方
まず、VS Codeの設定画面を開く方法を覚えましょう。
設定画面を開くショートカット:
- Windows:
Ctrl + ,(コントロール + コンマ) - Mac:
Cmd + ,(コマンド + コンマ)
設定画面が開くと、検索ボックスと設定項目の一覧が表示されます。検索ボックスに設定名を入力すれば、目的の設定をすぐに見つけられます。
VS Codeの設定は settings.json というファイルに保存されます。しかし、初心者のうちはこのファイルを直接編集する必要はありません。設定画面(GUI)から変更すれば十分です。
VS Codeの基本セットアップがまだの人は、先にそちらを済ませてください。
おすすめ設定10選
1. Auto Save(自動保存)
何が嬉しいか: ファイルの保存し忘れがなくなります。コードを書いたのに保存を忘れて「動かない!」と焦る経験はありませんか?自動保存をオンにすれば、その心配がゼロになります。
設定方法:
- 設定画面を開きます(
Ctrl + ,/Cmd + ,) - 検索ボックスに「Auto Save」と入力します
- 「Files: Auto Save」の項目を見つけます
- ドロップダウンから「afterDelay」を選びます
これで、少し時間が経つと自動的にファイルが保存されます。
2. Font Size(文字サイズを大きく)
何が嬉しいか: コードが読みやすくなります。初期設定の文字サイズ(14px)は少し小さいと感じる人が多いです。16〜18pxにすると目が疲れにくくなります。
設定方法:
- 検索ボックスに「Font Size」と入力します
- 「Editor: Font Size」の数値を変更します
- おすすめは「16」または「18」です
3. Word Wrap(折り返し表示)
何が嬉しいか: 長い行が画面内に収まるようになります。折り返しがオフだと、長い行は右にはみ出して横スクロールが必要になります。オンにすれば、画面幅で自動的に折り返されます。
設定方法:
- 検索ボックスに「Word Wrap」と入力します
- 「Editor: Word Wrap」を「on」に変更します
特にHTMLを書くときは、1行が長くなりがちです。折り返し表示にしておくと快適です。
4. Tab Size(インデント幅)
何が嬉しいか: コードの階層構造が見やすくなります。インデントとは、行の先頭に入れる空白のことです。初期設定は4スペースですが、2スペースのほうがコンパクトで見やすいという人も多いです。
設定方法:
- 検索ボックスに「Tab Size」と入力します
- 「Editor: Tab Size」の数値を変更します
- HTML/CSSの学習には「2」がおすすめです
5. Format On Save(保存時に自動整形)
何が嬉しいか: ファイルを保存するたびに、コードが自動的にきれいに整います。インデントのズレや余分なスペースが自動で修正されます。
設定方法:
- 検索ボックスに「Format On Save」と入力します
- 「Editor: Format On Save」にチェックを入れます
この設定は、後で紹介するPrettierという拡張機能と組み合わせると効果的です。
6. Bracket Pair Colorization(括弧の色分け)
何が嬉しいか: 対応する括弧(かっこ)が同じ色で表示されます。括弧の閉じ忘れに気づきやすくなります。コードが複雑になるほど、この機能のありがたさがわかります。
設定方法:
- 検索ボックスに「Bracket Pair」と入力します
- 「Editor: Bracket Pair Colorization」にチェックが入っていることを確認します
最新のVS Codeでは初期設定でオンになっています。もしオフになっていたら、オンにしましょう。
7. Minimap(ミニマップの表示/非表示)
何が嬉しいか: 画面を広く使えます。ミニマップとは、エディタの右端に表示されるコード全体の縮小図です。便利な機能ですが、画面が小さいノートPCでは邪魔に感じることがあります。
設定方法:
- 検索ボックスに「Minimap」と入力します
- 「Editor: Minimap: Enabled」のチェックを外します
画面が広いデスクトップPCなら、オンのままでも問題ありません。自分の環境に合わせて選んでください。
8. Theme(カラーテーマの変更)
何が嬉しいか: 見た目が好みの配色になり、長時間のコーディングが楽になります。暗い背景(ダークテーマ)は目に優しいと言われています。
設定方法:
Ctrl + K→Ctrl + T(MacはCmd + K→Cmd + T)を押します- テーマの一覧が表示されます
- 上下キーでプレビューしながら、好きなテーマを選びます
おすすめのテーマ:
- Dark+(初期設定のダークテーマ、シンプルで見やすい)
- One Dark Pro(人気の高いダークテーマ)
- GitHub Theme(明るい配色が好きな人向け)
9. Terminal: Default Profile(ターミナル設定)
何が嬉しいか: VS Code内でコマンドを実行できます。ターミナルとは、文字でパソコンに命令を出す画面のことです。VS Code内にターミナルがあれば、画面を切り替えずに作業できます。
設定方法:
Ctrl + `(バッククォート)でターミナルを開きます- 検索ボックスに「Terminal Default Profile」と入力します
- お使いのOSに合ったプロファイルを選びます(Windows: PowerShell、Mac: zsh)
ターミナルは今すぐ使わなくても大丈夫です。学習が進むと必要になるので、開き方だけ覚えておきましょう。
10. おすすめ拡張機能3つ
設定と合わせて、最初に入れておきたい拡張機能を3つ紹介します。
① Japanese Language Pack(日本語化)
VS Codeのメニューを日本語にする拡張機能です。英語のままだと設定項目が探しにくいので、最初に入れましょう。
② Live Server(自動リロード)
HTMLファイルを保存するたびに、ブラウザが自動でリロードされます。CSSでデザインを調整するときに特に便利です。詳しい使い方はLive Serverの解説記事を参考にしてください。
③ Prettier(コード整形)
コードを自動的にきれいに整えてくれる拡張機能です。先ほどの「Format On Save」と組み合わせると、保存するだけでコードが整います。
拡張機能のインストール方法は、拡張機能タブ(Ctrl + Shift + X / Cmd + Shift + X)から名前を検索してインストールボタンを押すだけです。
設定のバックアップ方法
設定を別のPCでも使いたい場合は、Settings Sync(セッティングス シンク) を使いましょう。
Settings Syncとは、VS Codeの設定をクラウドに保存する機能です。GitHubアカウントまたはMicrosoftアカウントでログインすると、設定が自動的に同期されます。
有効にする方法:
- 左下の歯車アイコンをクリックします
- 「設定の同期をオンにする」を選びます
- GitHubまたはMicrosoftアカウントでサインインします
これで、学校のPCと自宅のPCで同じ設定が使えるようになります。拡張機能やテーマも同期されるので、環境構築の手間が省けます。
まとめ
- ✅ Auto Saveで保存し忘れを防ぐ
- ✅ Font Sizeを16〜18にして読みやすくする
- ✅ Word Wrapで長い行を折り返す
- ✅ Tab Sizeは2がおすすめ
- ✅ Format On Saveでコードを自動整形する
- ✅ Bracket Pair Colorizationで括弧を色分けする
- ✅ カラーテーマで好みの見た目にする
- ✅ Japanese Language Pack・Live Server・Prettierを入れる
すべて設定する必要はありません。気になったものから試してみてください。
補足
HTML用:Emmet補完有効化、閉じタグ自動入力。JavaScript用:保存時自動整形、自動インポート。最低限の設定:fontSize:15、tabSize:2、wordWrap:"on"、autoSave:"afterDelay"。この4つで快適になります。
🎯 次のステップへ進もう!
VS Codeの設定が整ったら、実際にコードを書いてみましょう。
- はじめてのHTMLページを作ろう — 設定したVS Codeで最初のWebページを作る
- CSSではじめてのスタイルを当てよう — デザインの楽しさを体験
- Live Serverの使い方 — 自動リロードの詳しい設定方法を学ぶ
- VS Codeのインストール方法 — まだの友達にはこちらを教えてあげよう
- VS Codeの基本セットアップ — 日本語化やフォント設定など基本を確認