2026年5月6日
導入
HTMLファイルを書いたあと、毎回ブラウザを手動でリロードしていませんか?
コードを少し変えるたびに、ブラウザに切り替えてF5を押す。この作業は地味に面倒です。1日に何十回もやると、かなりの時間をロスします。
VS CodeのLive Serverという拡張機能を使えば、この手間がゼロになります。ファイルを保存するだけで、ブラウザが自動的にリロードされます。
この記事では、Live Serverのインストールから使い方、トラブル対処法まで解説します。VS Codeをインストール済みなら、5分で設定できます。
Live Serverとは?
Live Server(ライブサーバー) は、VS Codeの拡張機能(かくちょうきのう)です。拡張機能とは、VS Codeに後から追加できる便利ツールのことです。
Live Serverを使うと、次のことが自動で行われます。
- パソコン上に簡易的なWebサーバーを立ち上げる
- HTMLファイルをブラウザで自動的に開く
- ファイルを保存するたびにブラウザを自動リロードする
つまり「コードを書く → 保存する → 結果がすぐ見える」という流れが実現します。
HTMLやCSSの学習では、書いた結果をすぐ確認することが大切です。Live Serverがあれば、コーディングに集中できます。VS Codeの初期設定と合わせて導入しておきましょう。
インストール手順
手順
- VS Codeを開きます
- 左側のサイドバーにある「四角が4つ並んだアイコン」(拡張機能タブ)をクリックします。キーボードショートカットは
Ctrl + Shift + X(MacはCmd + Shift + X)です - 上部の検索ボックスに「Live Server」と入力します
- 検索結果の一番上に「Live Server」(作者: Ritwick Dey)が表示されます
- 緑色の「インストール」ボタンをクリックします
- 数秒でインストールが完了します
確認方法
インストールが成功すると、VS Codeの画面下部にあるステータスバー(青い帯の部分)に「Go Live」という文字が表示されます。これが見えればインストール完了です。
もし「Go Live」が見えない場合は、VS Codeを一度閉じて再起動してみてください。
注意点
- 「Live Server」という名前の拡張機能は複数あります。作者が「Ritwick Dey」のものを選んでください。ダウンロード数が最も多いものです
- インターネット接続が必要です
使い方(基本)
HTMLファイルを開いてプレビューする
- VS Codeで、プレビューしたいHTMLファイルを開きます。はじめてのHTMLページで作ったファイルでも大丈夫です
- 画面下部のステータスバーにある「Go Live」をクリックします
- ブラウザが自動的に開き、HTMLファイルの内容が表示されます
もう1つの方法もあります。
- HTMLファイルのエディタ上で右クリックします
- メニューから「Open with Live Server」を選びます
- ブラウザが開きます
自動リロードを体験する
Live Serverが起動した状態で、次のことを試してみましょう。
- VS Codeに戻り、HTMLファイルの内容を少し変更します(例:文字を追加する)
Ctrl + S(MacはCmd + S)でファイルを保存します- ブラウザを見てください。自動的にページが更新されています
手動でリロードする必要はありません。保存するだけで反映されます。
Live Serverを停止する
使い終わったら、ステータスバーの「Port: 5500」(数字は異なる場合があります)をクリックします。これでサーバーが停止します。
CSSでスタイルを変更するときも、Live Serverがあればリアルタイムで結果を確認できます。
使い方(応用)
ポート番号を変更する
Live Serverは初期設定でポート番号5500を使います。ポート番号とは、通信の「窓口番号」のようなものです。
別のポート番号に変えたい場合は、次の手順で設定します。
- VS Codeで
Ctrl + ,(MacはCmd + ,)を押して設定画面を開きます - 検索ボックスに「liveServer.settings.port」と入力します
- 表示された項目の数値を変更します(例: 3000)
特定のブラウザで開く
初期設定では、パソコンの既定ブラウザで開きます。Chrome など特定のブラウザで開きたい場合は、次のように設定します。
- 設定画面で「liveServer.settings.CustomBrowser」を検索します
- 使いたいブラウザ名を選択します(chrome, firefox など)
ブラウザの開発者ツールを使うなら、Chromeで開く設定にしておくと便利です。
複数ファイルのプロジェクト
HTMLファイルが複数あるプロジェクトでも、Live Serverは問題なく動きます。
ポイントは、VS Codeでプロジェクトのフォルダを開くことです。「ファイル → フォルダーを開く」でプロジェクトフォルダを選びましょう。フォルダを開いた状態なら、どのHTMLファイルからでもLive Serverを起動できます。
CSS や JavaScript を別ファイルに分けている場合も、どのファイルを保存しても自動リロードが働きます。
よくあるトラブルと解決法
トラブル1:「Go Live」が表示されない
原因: HTMLファイルを単体で開いている可能性があります。
解決法: 「ファイル → フォルダーを開く」でHTMLファイルがあるフォルダを開き直してください。Live Serverはフォルダを開いた状態でないと動作しません。それでも表示されない場合は、VS Codeを再起動してください。
トラブル2: 保存してもリロードされない
原因: ファイルが保存されていない、またはLive Serverが起動していない可能性があります。
解決法: まず Ctrl + S で確実に保存してください。ステータスバーに「Port: 5500」と表示されているか確認しましょう。表示されていなければ、Live Serverが停止しています。「Go Live」をクリックして再起動してください。
トラブル3: ポートが使用中と表示される
原因: 前回のLive Serverが正しく終了していない場合に起こります。
解決法: VS Codeを一度完全に閉じて、再度開いてください。それでも解決しない場合は、設定でポート番号を別の数値(例: 5501)に変更してください。
これらのトラブルの詳しい対処法はLive Serverが起動しないときの対処法やポート競合エラーの解決方法も参考にしてください。
まとめ
- ✅ Live Serverはファイル保存時にブラウザを自動リロードする拡張機能
- ✅ 拡張機能タブから「Live Server」(Ritwick Dey作)をインストール
- ✅ 「Go Live」クリックまたは右クリックメニューで起動
- ✅ 保存するだけでブラウザに変更が反映される
- ✅ フォルダを開いた状態で使うのがポイント
- ✅ ポート番号やブラウザの変更も設定から可能
Live Serverを使えば、コーディングのスピードが格段に上がります。HTML/CSSの学習に欠かせないツールです。
トラブルシューティング
よくあるトラブル:起動しない→VS Code再起動。ポート使用中→設定でポート番号変更。更新されない→Ctrl+Shift+Rでキャッシュクリア。保存していない→Ctrl+Sで保存してから確認。
ホットリロードの仕組み:ファイルを保存するとブラウザが自動で再読み込み。WebSocketで接続を維持し、ファイル変更を検知するとリロード命令を送ります。手動でF5を押す必要がなくなり開発効率が大幅に上がります。
🎯 次のステップへ進もう!
Live Serverの準備ができたら、実際にコードを書いて試してみましょう。
- はじめてのHTMLページを作ろう — Live Serverで表示しながらHTMLの基本を学ぼう
- CSSではじめてのスタイルを当てよう — デザインの変化をリアルタイムで確認
- ブラウザ開発者ツールの使い方 — Live Serverと組み合わせてデバッグ力を上げよう
- VS Codeのインストール方法 — まだの人はこちらから環境構築
- VS Codeの初期設定ガイド — 他の便利な設定もまとめてチェック