Webアクセシビリティの始め方
💬 質問
アクセシビリティ対応は何から始めればいいですか?難しそうで手が出ません。
✅ 回答
アクセシビリティは「障害のある人だけのもの」ではなく、「誰でも・どんな状況でも使えるサイト」を作ることです。片手がふさがっている人、明るい屋外でスマホを見ている人にも関係します。
最初にやる3つ(これだけで8割カバー)
| 対策 | やること | 誰が助かる? |
|---|---|---|
| セマンティックHTML | divの代わりにnav, main, buttonを使う | スクリーンリーダー利用者 |
| alt属性 | 全てのimgに説明テキストを書く | 画像が見えない人、通信が遅い環境 |
| キーボード操作 | Tabキーで全要素にアクセスできるようにする | マウスが使えない人 |
alt属性の書き方
<!-- ❌ alt属性がない or 意味がない -->
<img src="hero.jpg">
<img src="hero.jpg" alt="画像">
<!-- ✅ 画像の内容を説明する -->
<img src="hero.jpg" alt="学園祭のステージで演奏するバンドメンバー">
<!-- 装飾目的の画像は空のaltでOK -->
<img src="divider.svg" alt=""> ボタンは button 要素で作る
<!-- ❌ divをボタンとして使っている(キーボードで操作できない) -->
<div class="btn" onclick="submit()">送信</div>
<!-- ✅ button要素を使う(Enter/Spaceで押せる、フォーカスが当たる) -->
<button type="submit">送信</button> <button> を使えば、キーボード操作(Enter/Space)、フォーカス表示、スクリーンリーダー対応が全部自動でついてきます。
チェック方法
- Tabキーテスト — マウスを使わずTabキーだけでサイトを操作してみる
- Lighthouse — Chrome開発者ツール → Lighthouse → Accessibilityスコアを確認
- 画像を非表示にする — alt属性だけで内容が伝わるか確認
なぜ中高生が気にすべき?
- 情報Ⅰの授業 — 「ユニバーサルデザイン」として出題される
- AO入試 — 「アクセシビリティに配慮しました」はアピールポイントになる
- 実務 — 企業のWebサイトではアクセシビリティ対応が義務化の流れ
今日からできるアクセシビリティ対応
<!-- ✅ 画像にalt属性をつける -->
<img src="cat.jpg" alt="窓辺で寝ている茶色い猫" />
<!-- ✅ フォームにlabelをつける -->
<label for="email">メールアドレス</label>
<input type="email" id="email" />
<!-- ✅ ボタンに意味のあるテキストを入れる -->
<button>送信する</button> <!-- ✅ -->
<button><img src="icon.svg" alt="送信" /></button> <!-- ✅ -->
<!-- ❌ 色だけで情報を伝えない -->
<p style="color:red">エラーです</p> <!-- ❌ 色覚異常の人に伝わらない -->
<p>⚠️ エラー: メールアドレスが無効です</p> <!-- ✅ --> なぜアクセシビリティが大切?
1. 日本人の5%(約600万人)が何らかの障害を持っている
2. 高齢者はフォントサイズやコントラストの影響を受けやすい
3. SEOにも好影響(Googleはアクセシブルなサイトを評価する)
4. 情報Ⅰの授業でも「ユニバーサルデザイン」として出題される
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